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果てしなく続くジャズ習得への道。練習時間が圧倒的に足りないと自覚しながらも、なんとか習得出来れば!と悩み励んでいる方のお力になれるよう、 練習をどのように進めるか!何を考えて演奏を組み立てるか?に重点を置いています。アイデア満載の音楽講座。1歩上の演奏を目指す方を応援します!


■音程
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音程の最小単位は半音です。
「音程」とは、ある音からある音までの間に、どのくらいの音程差があるのか
つまりは、半音がいくつ間に挟まれているかを瞬時に分かるように、名称をつけたものになります。

もっとも、有名なものは半音12個離れた音で、これを1オクターブと呼びます。
ドからド、レからレ、ファ#からファ#、全て1オクターブです。
それでは、全ての名前を覚えましょう。

半音の数名称記譜
1個短2度m2C−C#、E−F
2個長2度M2C−D、A−B
3個短3度m3C−Eb、D−F
4個長3度M3C−E、G−B
5個完全4度P4C−F、Eb−Ab
6個増4度、減5度Aug4、dim5C−F#、B−F
7個完全5度P5C−G、A−E
8個短6度m6C−G#、D−Bb
9個長6度度M6C−A、G−E
10個短7度m7C−A#、E−D
11個長7度M7C−B、Bb−A
12個1オクターブ(完全8度)octaveC−C、E−E

●完全系と長短系
音程には、「完全」と表す度数と「長短」と表す度数が存在します。
完全系・・・1・4・5・8度
長短系・・・2・3・6・7度

●#や♭が付いて、音程広がったり、狭くなったりすると当然名前が変わります。
狭い音程・・重減(Ddim)←減←完全→増→重増(Daug)・・広い音程
狭い音程・・重減(Ddim)←減←短⇔長→増→重増(Daug)・・広い音程
例えば、完全5度に#や♭が付き、音程が広がったら増5度(augmented5)
もう1つ変化記号が付き音程が広がったら重増5度(doubly Augmented5)といいます。
同じように元々、短7度だった音程に変化記号が付き。
音程が狭くなった場合、減7度(dim7)といいます。



■コードトーン・テンション
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●ある音(ド)から3度上の音(ミ)を重ね、更に3度上の音(ソ)を積み重ねます。
その3声の音のかたまりをコードと呼びます。

●ジャズでは更に3度上の音までを積み重ねた4声の音のかたまりをまとめてコードトーンと呼びます。
ドから始まればドミソシ。ソから始まればソシレファなどなど。

●更に3度上を積み重ねていった3音をまとめてテンションと呼びます。

●勿論、別の音から音を積み重ねても、同じく。
最初に積み重ねた4音をコードトーン、次の3音をテンションと呼びます。




■コードネーム
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高さの違う音が同時に鳴ったとき、それを和音(コード)と呼びます。
高さの違う3つ以上の音が同時に鳴った場合、
その音の集合体には何の音が入っているかを表示する記号(コードネーム)がつけられます。
コード表記は大きく分けると上記のように「記入すべき場所」が分けられています。

●Root
「C」「A♭」「F#」といったRoot(ルート)と呼ばれるアルファベットが記入されます。
この音からの音程(音と音の距離)をはかります。

●3度
Rootから半音3、4個離れた音です。
この3度はコードの明暗を分けます。長3度の場合は何も記入しません。
短3度の場合は記述方法が2通りあります。小文字の「m」やマイナス「−」を記入します。

●5度
Rootから半音6から8個分離れた音です。完全5度の場合は何も記入しません。
減5度だった場合には「−5」「♭5」と記入します。
増5度だった場合には「+5」「#5」と記入します。

●7度
Rootから半音10、11個離れた音になります。
長7度だった場合は「M7」と記入します。短7度だった場合には「7」のみ記入します。
M7には「△7」や「Maj7」と記入しても同様の意味になります。

●テンション(Tension)
テンションとは元のコードに緊張感を加味する音であり、
その緊張感の度合いは入るテンションにより異なります。
実際には2度、4度、6度になります。
テンションは高い声部に入ると効果が判断しやすい上に、サウンドも比較的安定しているために、
オクターブ上ということで「度数+7」で表記されます。
2度→9度、4度→11度、6度→13度。
※表記上、上に書けない場合は(7th)の右隣に括弧で記述される場合もあります。

短2度・・♭9th(短9度) 長2度・・9th(長9度)
完全4度・・11 th(完全11度) 増4度・・#11 th(増11度)
短6度・・♭13 th(短13度) 長6度・・13 th(長13度)

●#や♭の付いていないテンションをナチュラル・テンション、
#や♭の付いているテンションをオルタード・テンションと呼びます。
またテンション及び、Rootに#や♭が付いている場合はテンションを括弧()で囲みます。

●テンションの数が2つ以上になる場合は2段に分けて書くか、横に並べて記述します。
また、長3度、完全5度など記述がない場合は7度の音を左詰めで書いていきます。


●一般的なコードネームから、どんな度数が入っているか考えてみましょう。
〇M7・・・・Root、長3度、完全5度、長7度
〇7・・・・・Root、長3度、完全5度、短7度
〇m7・・・・Root、短3度、完全5度、短7度
〇m7♭5・・Root、短3度、 減5度、短7度
〇mM7・・・Root、短3度、完全5度、長7度
※ディミニッシュコードは特例です。
〇dim ・・・・Root、短3度、 減5度、減7度(長6度)

●少し複雑な記述を考えてみましょう。
〇M7(#5)Root、長3度、 増5度、長7度
〇m7(11)Root、短3度、完全5度、短7度、11th(完全4度)
〇7(9)・・Root、長3度、完全5度、短7度、9th(長2度)
〇7sus4・Root、完全4度、完全5度、短7度
sus4は3度が4度へと変化したコードになります。


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