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果てしなく続くジャズ習得への道。練習時間が圧倒的に足りないと自覚しながらも、なんとか習得出来れば!と悩み励んでいる方のお力になれるよう、 練習をどのように進めるか!何を考えて演奏を組み立てるか?に重点を置いています。アイデア満載の音楽講座。1歩上の演奏を目指す方を応援します!

■引き出しのストックと使用
Homeジャズギター入門>アドリブ・ステップアップ/引き出しのストックと使用


ここでは「引き出し」と呼ばれる重要なアイデアについて考えてみましょう。
多くのジャズ初心者は「これはツーファイブ・フレーズ」「これはマイナーのフレーズ」
・・・と、覚えたものを演奏しています。
勿論、これは言語を学ぶ時に模倣することと同じで、誰しも通る道です。
私はこれを「ネタ」と呼んでいます。

ネタは、覚えればすぐジャズっぽくなるしカッコいい!
だからやめられなくなって、ネタを繋ぎ合わせたソロばかりになってしまう。
時にはソロの90%以上がネタだったりする人も・・・それって即興ですか?

そのネタのどこがカッコ良いのか、考えたことがありますか?
そのネタが何故カッコ良いと感じるのか、考えたことがありますか?

そのフレーズのどこがカッコ良くて、どう演奏しているからカッコ良くなるのかが分かったら、
それが引き出しというものです。どんどんストックしておきましょう。
その「引き出し」から、色々なフレーズを生み出してみて下さい。

ネタと引き出しの大きな違いは、ネタは何回弾いても同じフレーズということ。
つまりはライブでは2回弾いたらネタだってバレてしまいます。
引き出しとは、同じアイデアで沢山のバリエーションで演奏することが出来ます。




■引き出し使用と可能性
Homeジャズギター入門>アドリブ・ステップアップ/引き出しの使用と可能性


例えばこのようなフレーズがあったとしましょう。


どこをカッコ良いと感じるかは人それぞれですが、
そのカッコ良いポイントがどのように演奏されているかを調べます。

●Aさんはここかも知れません。


●Bさんはこのポイントかも知れません。


●Cさんはここかも知れません。


●Dさんは全部カッコ良いと思うかも知れません。
それが個々のスタイルを作っていくのですから、間違いもなければ正解もありません。
ただ、このフレーズばかり弾いていたら、それは間違いでしょう。

●Aさんのポイント


このアプローチはC7上で、裏コードであるGb7を演奏したアプローチです。
つまり、この浮ついた感覚にAさんはグッときたのでしょう。
この「裏コードを弾く」という引き出しを元にこのようにフレージングすることが可能です。

または、こうかも知れません。

Bさんのカッコ良いと感じた場所は「音をクロマチックで囲んでいる箇所」
Cさんのカッコ良いと感じた場所は「ジャズっぽいリズムで弾かれている箇所」
それが、何故カッコ良いのか?
どの音をどのようにクロマチックで囲んだからカッコ良いのか?
どの拍からどよのようなリズムで演奏したからカッコ良いのか?

このようにフレーズを分析し考えていくことで、引き出しをストックし使用することができます。
この引き出しのアイデアと使用方法の応用は、残念ながら一般の教本にはほとんど書かれていません。
ミュージシャンの演奏の源なる引き出しは苦労して勉強して習得した一生使えるツールです。
下記ダウンロード教材(有料です)は私のギター教室のレッスンで
約半年間16回のレッスンで指導しているアイデア集です。
The Map of Two Five(完全版 124項)





■ミュージシャンの装飾に着目する
Homeジャズギター入門>アドリブ・ステップアップ/ミュージシャンの装飾に着目する


CM7のコードが鳴っている時に、ドレミファソラシドだけで演奏することも可能ですが、
多くのミュージシャンは色々な形で装飾を取り入れています。
装飾は「アプローチノート」がより拡大されたものになりますので、
「何の音を装飾しているか?」
を、しっかりと把握することがとても大切です。
またここではミュージシャンの装飾の例を全てAm7でご紹介しますが、
決して物真似だけで満足せず、自分らしい音遣いを目指してください。

●Joe Pass風

●Pat Metheny風

●John Abercrombie風

●John Scofield風

●Mike Stern風

●Ed Bickert風


装飾及び、12キーへの応用を練習したい方は、有料ですがこちらのダウロード教材がオススメです。
Dominant Motion Work Out

またフレーズの分析には、以前フレーズ分析ブログを公開しておりました。
現在、バックナンバーも販売しております。
昔の巨匠の演奏はコピー譜が沢山出ていますので、私のブログでは近年の音源が主体となっています。
Jazz Guitar Avenue Volume.1
Jazz Guitar Avenue Volume.2




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