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果てしなく続くジャズ習得への道。練習時間が圧倒的に足りないと自覚しながらも、なんとか習得出来れば!と悩み励んでいる方のお力になれるよう、 練習をどのように進めるか!何を考えて演奏を組み立てるか?に重点を置いています。アイデア満載の音楽講座。1歩上の演奏を目指す方を応援します!

■コルトレーン・チェンジ(3)
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コルトレーン・チェンジ完結編です。読んでいない方は下記から確認して下さい。
●コルトレーン・チェンジ(1)
●コルトレーン・チェンジ(2)


ここまでのコルトレーン・チェンジはメジャーコードから始まっていましたが、
コルトレーンはマイナーコードから始まるチェンジを模索し始めました。
IIm7からサイクルをスタートすることにより、
「ツーファイブワン進行」へサイクルを導入することが可能になりました。

●こちらはマイナー1発での演奏。
そのまま、IM7をIm7として演奏することも出来ます。
到着地点であるIM7もIm7化させています。

EX)


●通常Bb−Db7−Gb−A7−D−F7−Bbと進行するサイクルを
IIm7であるCm7から始めることにより、ツーファイブワンへ導入。

参照:Countdown(Tune Up) from John Coltrane/Giant Steps
EX)


●こちらはチキンのような7thコードが長く続く中での演奏
その7thコードが含まれるキーのサイクルを利用しています。

EX)


●こちらはJonathan Kreisbergの演奏を採譜していて発見したサイクル。
長3度のサイクルには変わりはありませんが、
全てをマイナーキーのドミナントモーションとして捉えています。
参照:Minor Leaps from Jonathan Kreisberg/Unearth
EX)


コルトレーン・チェンジの説明は以上です。
サイクルをしっかり頭に叩き込んだら、あとは練習あるのみです。

大きく、メジャーキー3つで・・・・と捉えることも出来ます。
ゆっくりプレイすれば、かなり楽に演奏も出来ます。
しかし、私自身はせっかく挑戦するなら、
それなりの速度で全部しっかり追えるようにしたいなと思いますし、
コード感を表現するビバップというジャズの中で、
「最高に難しいコード・プログレッションを追いかける美学」
・・・があってもいいのでは?と思っています。

という事で、日々訓練あるのみです。
こちらのジェイミー教材はカラオケ付きで徹底的にコルトレーン・チェンジが学べますよ。
Jamey Aebersol Vol.75/Countdown to Giant Steps





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