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果てしなく続くジャズ習得への道。練習時間が圧倒的に足りないと自覚しながらも、なんとか習得出来れば!と悩み励んでいる方のお力になれるよう、 練習をどのように進めるか!何を考えて演奏を組み立てるか?に重点を置いています。アイデア満載の音楽講座。1歩上の演奏を目指す方を応援します!


アドリブ習得への道

Home>アドリブ習得への道


   【chapter1】ジャズを弾いてみたいんです

   【chapter2】ギター初心者

   【chapter3】ギター経験者

   【chapter4】心構え:学生で3年、社会人で5年

   【chapter5】ジャズ習得に必要な栄養素

   【chapter6】練習過程:今を楽しむ

   【chapter7】模倣と即興(ライン)

   【chapter8】模倣と即興(発音)

   【chapter9】一番の近道

   【chapter10】習得に向けてすべきこと

   【chapter11】何を考えているか

   【chapter12】量が質に転化する

   【chapter13】意識の問題




【chapter1】ジャズを弾いてみたいんです

「プロを目指す方」から「老後の楽しみにしたいという方まで」目的は様々ですが、

ギター指導を始めてから、沢山のジャズ学習者に会いました。

頑張ってある程度まで弾けるようになる方もいれば、

頑張っても頑張っても上手くいかない方もいらっしゃいます。

「即興演奏は誰にでも出来る事だけど、限られた人にしか習得出来ない事」

私はこれまでの指導経験から、ジャズをこのように感じています。

一体どういう事でしょうか?説明をしていきます。

アドリブ習得への流れを予め知っておくことは非常に大切です。


【chapter2】ギター初心者

まず、あなたがギター初心者だとしたら、しばらくの間は基礎トレーニングを行いましょう。

ジャズ習得云々の前に、ある程度、楽器をコントロールする術を学ぶ必要があります。

基礎技術に関しては、他のギター講座や、ギター教本が沢山ありますので、ここでは省きます。
【chapter3】ギター経験者

ロック、ポップスやR&B、ファンクといったジャンルを演奏していた方が、

何かのきっかけでジャズを知り、「ジャズを演奏してみたい」と思って教則本を買ったはいいけれど、

その内容が手に負えず、教室の門を叩く方が圧倒的に多いです。

体験レッスンの時に受講理由をお聞きするのですが、少しご紹介します。

■ジャズの教本とか読んでもさっぱりなんです・・・・
カッコ良いから勉強してみようと思って、教本を買ってみたんだけど
最初の数ページで頭がこんがらがってきて、今は本棚に眠ってます(笑)


■教本とか読んで弾いてみるんだけど、コピーと変わらないんですが・・・・
教本とかに載っている譜面を弾いてみたんだけど、
それを覚えたところでどうすればいいのでしょう?


■伴奏のカラオケ(マイナスワン)に合わせて弾いてみるんだけど、いつも同じになってしまいます・・・・
音階やコードを覚えなきゃいけいないのは分かるんだけど、 覚えて弾いても上手く弾けないし
ペンタトニックの方が思い通りにいくから、 ついついペンタトニックで済ませてしまうけど、いつも同じに聴こえる・・・・


■とりあえずTAB譜のコピー譜を今弾いているんですけど・・・
教本読んでも分からないから、とりあえずTAB譜のコピーで形から入っています。アドリブって何?

【chapter4】心構え:学生で3年、社会人で5年

これは、私が体験レッスンにいらしたジャズ初心者の方に最初にお話ししている事です。

きちんとコツコツ練習を続けた学習者が、ある程度ジャズが弾けるレベルに達するのに要する時間です。

勿論、練習量は人それぞれなので、目安程度です。

私自身は学生時代1日に10時間ほぼ毎日練習していましたが、(大袈裟ではありません)

それでも「今日の演奏はまぁまぁだな!」&「なんとかこなせたな」と初めて思ったのは

ジャズを学び始めて2年目になるかならないかの頃でした。

それまでは「自分には出来ないんじゃないか・・・・」と、何度も思いました。

私が優等生であったか出来の悪い生徒であったかが問題ではなく、

それだけ時間のかかることなんです!!

即興演奏はそれだけ特殊な技術であって、それなりに時間を費やさなければいけません。



練習の過程で諦めずに頑張った人だけ「自由に演奏する」という世界へ行く事が出来ます。

そして時には、どこからかフレーズが舞い降りてくる貴重な体験もすることになるでしょう。

そこまで勉強しなくても、

●ペンタトニック一発で弾くとか

●コピー譜だけを弾くとか、

●フレーズばかり練習して一発の中にあてはめるとか・・・・・

そんなジャズっぽさを楽しむことだって出来ます。

私はそれを悪いとは思いません。その段階で本人が満足出来るのであればそれもアリだと思います。

ジャズ指導を始めて、私自身が勉強させられたのは、

「ジャズを受講する生徒が全員、きちんとした即興演奏を求めていない」ということでした。

ちょっとジャズをかじってみたい人。ちょっとジャズっぽさが欲しい人・・・などなど。

でも、やるからにはしっかりとしたジャズの即興演奏を学びたいですよね。

そんな、今の気持ちを忘れずに、

本当の意味で自由に演奏してみたい方だけ先に進みましょう。

【chapter5】ジャズ習得に必要な栄養素

さて、下記の図はビタミンAとか、たんぱく質とか・・・1日に必要な栄養素の円のように、

ジャズ習得の為に必要な項目があります。もっと細かく分類することも出来ますが、

学習者はこれらの項目の練習を、最低限必要なレベルまでは並行して行う必要があります。

理論を知りたくても、理論ヲタクはダメ。譜面を読めるようにしたくてもそればかりはダメ。

それぞれの技術が最低限必要なレベルを超えるまでは、バランスよく練習しましょう。


※上図は、ハードロックをやってきてジャズに転向した例。
指はかなり速く動きます。そこそこ色々なコードも弾けます。でも理論は理論書をかじった程度。
指板上の音は5,6弦ならかろうじて分かる程度。1〜4弦は低音弦からオクターブで見たり、開放弦から数えれば分かる。
譜面(TAB譜ではありません)は中学校以来まともに読んだ事なし。
リスニングはジャズは0だけど、ブルース、ロックは沢山聴いてきた。
けれど即興演奏はスリーコードに合わせてペンタトニックスケールで少し遊んだ程度。


【chapter6】練習過程:今を楽しむ

ジャズ学習(研究)の道は壁だらけです。

それは演奏出来る私達でも同じことで「いつも壁アリ」です。

だから、いつもクリエイティブに音楽に向き合っていられるのです。

私自身は、「自分の演奏に満足したら、それはジャズミュージシャンを辞める時」と思っています。


レッスンを受講して数年経過した生徒はこう言います。

「最近、気付いたのですが、練習して出来た!と思ったら、すぐに次の課題が見えてくるんです。」

「それも、自分が乗り越えた課題よりも、更に大きな課題が・・・・」

習得をスムーズにするコツは、練習している過程。そう、今を楽しむ事だといつも言っています。

苦しい・・・辛いと思えば、「音楽」は「音学」となり、

そのまま継続すれば「音が苦(おんがく)」となります。

いつも楽しむことを忘れないようにしましょう。

【chapter7】模倣と即興(ライン)

「即興演奏」をするのであれば、フレーズのコピーなんかする必要はありません!

自由に弾いていれば、それで即興演奏です。レッスンの必要もないでしょう。

しかし、

「ジャズの即興演奏」を求めているのであれば、

先人の偉大なジャズミュージシャン達のライン(フレーズ)を模倣しなければいけません。


私達プロミュージシャンは今でこそ、音楽の流れに身を委ねて自由な感覚で演奏出来ますが、

学習初期の段階では、沢山のフレーズをコピーしました。

そっくりになるように何度もフレーズを演奏して、コード進行に当てはめる練習をしました。


その記憶されて、使い回したフレーズ達が、次第に心に浸透し自然な形で結びついて出てきます。

時には今まで自分が弾いた事もないようなフレーズが頭に鳴る事だってあるのです。

それが演奏出来るように、日々ギターをコントロール出来るように練習しています。


【chapter8】模倣と即興(発音)

フレーズは模倣が大事なのですが、

「ジャズらしいニュアンス」を習得するためには模倣しか方法がありません。

数か月で出来るものではありません。

簡単に出来てしまうのであれば、我々ジャズミュージシャンの仕事は

譜面に強いクラシック・ミュージシャンに全て奪われてしまうでしょう。

またジャズのノリを譜面に記述する方法は現在のところありません。

だからジャズのアーティキュレーション(発音)をよく聴いて学ばなければ、

どんなにジャズ的なフレーズを弾いても、ジャズにはなりません。

外国人が喋っているような日本語に聞こえてしまいます。

コピーは、ニュアンスまで含めて行わなければ意味がありません。

【chapter9】一番の近道

ジャズを習得する一番の近道は、良い指導者に習うことです。

ハイレベルな技術を持っている先生になればレッスン費も高くなりますが、

高いレッスン費を支払ってでも、習うことには意味があります。

それは、その先生自身がそこまでのレベルに行くために、

それ相応の、いや、さらに多くのお金と時間が費やされているからです。

独学でその先生が持つのと同じ技術と知識を手に入れようとしたら、

数万円では足りないでしょう。そして時間だって一体何年かかるのか計り知れません。

だから、たとえレッスン費が高く感じても、

先生自らが長い時間をかけて培ってきた技術を教えてもらえるなら、安い投資なのです。


最低でも月に2時間程度は定期的に演奏を評価してもらうことで

練習の方向や課題を見失うことがありませんし、分からないことはすぐ聞けるという状況が一番です。

大切なのは指導者を信じることです。

少なくとも1年間は講師を信じて受講してみて下さい。きっと練習の方法がわかってくると思います。

自分のやりたいことだけレッスンを受けるのは独学と大して変わりません。

【chapter10】習得に向けてすべきこと

誰かに師事するのが一番の近道ですが、良い講師に出会えない・・・ということも少なくないようです。

では、独学でのポイントを挙げましょう。まず練習内容云々の前に、

ジャズ学習がうまくいかない方のほとんどは、忍耐力がありません。

すぐに別の内容に移ってしまったり、出来ないと思うとすぐに「ダメ」だと口にし、

うまくいかないとすぐに演奏を止めてしまいます。

そんな方に限って、わざわざ出来ない理由まで探して教えてくれます(笑)

出来ない理由を探すなら、その理由を元に練習の工夫をしましょう。

言い訳にしてはいけません。



即興演奏のための練習は、時間がかかるのは当然です。

難しいことをやろうとしているのですから、みんな苦しんでいます。

もう1度書きます。みんな苦しんでいるんです。それが普通なのです。

辛いからと言って、楽しい練習や出来ている事に時間を割き過ぎないようにしましょう。

出来ない事により多くの時間を費やします。それが練習というものです。

そして、その辛い練習を楽しめるように工夫しましょう。

ジャズギター入門ページに「習得に向けてすべきこと」を記載していますので、

こちらをご覧ください。



【chapter11】何を考えているか

これもよくある質問です。

「先生は演奏している時、何を考えているのですか?」

「演奏中、音名や度数がわかっているんですか?」

一言で言えば「何も考えていません」

音楽の流れに乗っているとバンドの音もよく聴こえてきますし、すぐ反応も出来ます。

でも、そんな返答では、学習者にとってアドバイスにならないのは知っています(笑)



 演奏する時に音名や度数を全て意識しているか?と聴かれればNoです。

音名や度数よりも歌心。心に鳴る音が優先ですが、タイミング次第で音名や度数は見ています。

フレーズの節々、ソロや伴奏の進行具合など・・・。

どの状況の時に見ているかは明確には自分自身分かりませんが、意識するタイミングはあります。

ただ、生徒達と明らかに違うのは、理解力です。

例えば「CM7の5度は何の音ですか?」と聞くと、ほとんどの生徒は1、2秒で「ソ」と答えられます。

日本の音楽教育では小さい頃からドレミファソラシドです。Cキーで考える事は非常に多いのです。

私達はそれが12キーに渡って、同じような感覚になっているだけです。

「AbM7の5度は?」と聞かれれば、「Eb」が当然なんです。

いちいち数えたり音名を口に出したりしていません。

だから、演奏中に音名や度数を意識していなくても、見えているようなものなのです。

ただ意識しているかどうかの問題です。

そう聞いて、学習者が注意しなければならないのは、

我々プロミュージシャンが「音の理解を無意識下まで落とすこと」を目標に練習してきたわけではなく、

激しいコード進行の曲でも、音を選択して自由にソロを取れるように練習を続けた結果だということです。

せっかくギターを弾く時間が取れる時に、お勉強のように音名や度数を学ぶのは時間の無駄です。

音名や度数のトレーニングだけを行うのであれば、ギターを持っていない時にやりましょう。


【chapter12】量が質に転化する

結論として、学習初期の段階では、質より量を練習することが一番大切です。

■沢山聴いて下さい。
ソロが鼻歌で歌えるぐらいまで聴きましょう。いつか心にジャズラインが鳴るようになります。

■沢山耳コピしましょう。
最初は1小節でも構いません。耳コピは時間がかかりますが、とても効果的です。

■沢山模倣しましょう。
耳コピしたラインをそっくりになるまで弾きましょう。特にリズムとレガートに気を付けて。それがジャズの発音になります。

■沢山使い回しましょう。
1曲だけじゃなく、知っているスタンダード曲に応用するんです。キーが違うなら移調させましょう。

■沢山アドリブを取りましょう。
間違える度にいちいち止める必要はありません。時には粗い演奏でも弾き切らないといけない時だってあります。

■継続した者のみぞ知るジャズの即興演奏の成り立ち
迷ってもいい、凹んでもいい、時にがむしゃらに弾いてもいいから、根気よく続けてみてください。 師事するのが独学より優れているのは、迷っていても「とりあえずやらなければならない状況」があるからです。 独学では、学習に迷いが生じた際に、そこで練習を辞めてしまう可能性が高いです。 続ければ何がアドリブに繋がっているのが見えてきます。続けなければ見えてこないのです。


よく使用する音階は10種ほどあります。そしてそれが12キーですから

計120もの音階を覚えなければいけません。音階だけで120です(和音や理論もあるのに)

それを覚えても、弾けるかどうかはまた別の問題です。

もの凄く沢山の事を学ばないといけないから、少しずつ全てをやるんです。

効率よく学ぶために、「どう時間配分をして練習するか!」がとても大切です。


【chapter13】意識の問題

練習?・・・今日はもう眠いから明日で・・・・仕方ありませんね。

練習?・・・今日は仕事が残業で明日で・・・・仕方ありませんね。

練習?・・・今日は飲み会だから明日で・・・・仕方ありませんね。

練習?・・・今日は体調が悪いから明日で・・・・仕方ありませんね。

練習?・・・今日は試験期間中だから明日で・・・・仕方ありませんね。

練習?・・・今日は出張でギターが無いから明日で・・・・仕方ありませんね。

(笑)・・・・どれだけ自分に甘いんですか!!

平日仕事、バイト、学業に追われて練習が出来ず、週末にまとめてやるという方も居ると思います。

ジャズ習得にはこんなにも逃げ道があるんです。心の逃げ道です。

常にジャズを・・・・即興演奏を、追い求めて下さい。

お仕事やプライベートが切羽詰っていて、本当にやりたいと思っていても出来ない人達だっているのです。

気持ちで負けていたら、出来るものも出来ません。

少しの練習時間で出来る程、簡単な技術ではありません。



本当に出来るようになりたいと思うのであれば、

■通勤通学時、休憩時に指板を思い浮かべるとか

■手でタップをするとか

■音階を口に出してそれを録音して聴くとか。

■夜は予定がズレ込む事が多いので朝練をするとか。

生活の中で音楽を学習する時間を作れるはずです。

少なくとも意識を向ける時間ぐらいは出来るはずです。

そして寝る前に10分でもいいからギターに向かうことで格段に伸びます。

最初に書いた通り、

ジャズの即興演奏が誰にでも出来る事なのに限られた人にしか習得が出来ないのは

意識して音楽に時間を費やすことが出来る人と出来ない人の違いです。

「ジャズをやりたい!」と思って、少し練習しただけで出来てしまうのであれば

これほどの魅力は感じないと思います。

ジャズの勉強はそんなものです。コツコツ取り組みましょう。





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